ごあいさつ

2020年オリンピックの東京開催が決まり、多くのアスリートたちが、オリンピック出場を夢見てスポーツに打ち込んでいます。しかし、従来の我が国のスポーツは、男女の違いを考慮せず、また必ずしも科学的根拠に基かずに行われてきました。

スポーツに打ち込む女性の大半は思春期から閉経期までの女性であり、周期的に変化するエストロゲンにより、体調がコントロールされています。こうした女性特有の生理現象を理解しないスポーツ指導は、効果が上がらないばかりでなく、逆にけがを誘発したり、体調の悪化を招いたりする危険性があります。

そこで、スポーツに打ち込む女性の健康問題に焦点を当て、女性の健康を損なうことなくスポーツの技能を向上させる方法を見出し、スポーツを行う本人だけでなく、その指導者にも適切な知識を提供することを目的として研究を行うことにいたしました。こうした情報を、多くの皆さんがスポーツに打ち込む女性のために役立てて頂ければ幸いです。


2016年3月
研究開発代表者 藤井 知行
東京大学大学院 医学系研究科産婦人科学 教授

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