診療内容

対応している主な症状など

1.女性アスリートの三主徴:無月経、利用可能エネルギー不足、骨粗鬆症

女性アスリートに多い健康問題として、無月経、low energy availability(利用可能エネルギー不足、以下エネルギー不足)、骨粗鬆症が挙げられ、これらは「女性アスリートの三主徴」と呼ばれています。無月経の原因は様々ありますが、女性アスリートに多い原因は、運動量に見合った食事が摂取出来ていない「エネルギー不足」と考えられています。エネルギー不足による低体重や無月経に伴う低エストロゲン状態は、骨量減少や骨粗鬆症の原因となります。また、女性アスリートの三主徴を有するアスリートでは、疲労骨折のリスクが高まることも明らかになっています。エネルギー不足による無月経の場合、一般女性の無月経に対する治療とは方針が異なります。3か月以上月経が止まっている場合や15歳になっても初経がきていない場合はご相談ください。

女性アスリートの三主徴:無月経、利用可能エネルギー不足、骨粗鬆症

2.コンディショニングのための月経周期調節(月経移動)

多くの女性アスリートが「月経周期と主観的コンディションには関連がある」と感じています。月経終了後にコンディションが良いことを自覚するアスリートが多くみられますが、図2のようにコンディションの良い時期は選手毎に異なります。目標とする試合に向けてコンディションの良い時期に試合がくるよう、競技・種目毎に抱えている問題が異なることに配慮した診療を行います。

コンディショニングのための月経周期調節(月経移動)

3.月経困難症

アスリートにとって月経痛は、コンディションやパフォーマンス低下をきたす疾患です。 「試合の日に月経痛が強く本来のパフォーマンスを発揮出来なかった」ということがないよう、普段の練習から月経対策をとることが必要です。月経痛に対し、コンディショニングの点から治療の開始時期や試合・練習日程に配慮した治療を提供します。

4.月経前症候群

毎月、月経前に体重増加、腰痛、下腹部痛、いらいら、気分の落ち込みなどがみられる場合、月経前症候群が疑われます。月経前症候群は、女性アスリートのコンディションに大きく影響を与えます。アスリートではアンチ・ドーピングの点から月経前症候群を有する一般女性に対し推奨されている薬剤のうち使用できないものがあります。毎月月経前の時期にコンディション低下がみられる場合、産婦人科にご相談ください。

5.妊娠・出産・復帰に関する情報提供

この分野の専門家である産婦人科医から、これまでのアスリートの調査研究をもとに情報提供を行います。また、この分野はデータが少ない現状であり、希望されるアスリートにおいては、調査研究にご協力頂くことも可能です。詳細については受診時に担当医から説明させて頂きます。


外来担当医紹介

平池 修
  1. 日本産科婦人科学会専門医
  2. 日本生殖医学会生殖医療専門医
  3. 日本女性医学学会認定ヘルスケア専門医
  4. 日本産科婦人科内視鏡学会認定 技術認定医(腹腔鏡)
  5. 日本内分泌学会代謝・内分泌(産婦人科)指導医

能瀬 さやか
  1. 日本産科婦人科学会専門医
  2. 日本体育協会公認スポーツドクター
  3. 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツ医
  4. 日本女性医学学会認定ヘルスケア専門医

中村 寛江
  1. 日本産科婦人科学会専門医
  2. 女性ヘルスケアアドバイザー
  3. 癌治療認定医
  4. 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツ医

外来日

毎週水曜日 13:00~17:00(初診・再診)

※受診をご希望の方は、予約センターで「女性アスリート外来」をご予約ください。

【東大病院予約センター】

電話:03-5800-8630
受付時間:10:00~17:00(土・日・祝日・年末年始を除く)


障がい者女性アスリート専用相談窓口

fsports-project@umin.ac.jp

※個人情報保護のため管理者のみ確認できるようにしています。


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